WordPressプラグイン「EWWW Image Optimizer」の使い方や設定方法を紹介します。ブログやサイトの表示速度は訪問者の離脱だけでなく、Googleからの評価にも大きく関わってきます。

例えば、どこかのサイトを訪れた時に、10秒経っても20秒経ってもナカナカ表示されないサイトに出会った事ってないですか?

そんな時、皆さんはどうしているでしょうか?殆どの方がページを閉じて、他のサイトを探しにいくと思います。

このようにサイトの表示速度は、訪問者が離脱する可能性を大きく高めます。実際のデータでは、4秒を超えると訪問者はサイトから離れてしまうそうです。

ページや記事が充実してくると必然的に画像ファイルも増えていきますが、この画像ファイルは表示速度を下げる要因の1つになってきますので、必ず対処したい問題です。

プラグインのインストール

EWWW Image Optimizerは、画像をメディアライブラリにアップロードする際に、画質を大きく劣化させずに圧縮してくれるプラグインです。

また、既にアップロードしてしまった画像ファイルやテーマ・テンプレートに組み込まれた画像ファイルも、圧縮が可能なのが嬉しいですね。

WordPressを利用しているならば、必ず導入しておきたいプラグインと言ってもいいでしょう。

プラグインの検索

ダッシュボードから「プラグイン」⇒「新規追加」をクリックして、プラグイン検索に「EWWW Image Optimizer」と入力して検索しましょう。

EWWW Image Optimizerのインストール

EWWW Image Optimizerが見つかったら、「いますぐインストール」をクリックします。

右にも同じようなプラグインがありますが、こちらはクラウド有料版となるので左の方を選択しましょう。

プラグインのインストール

「プラグインを有効化」をクリックすると、インストールは完了です。

EWWW Image Optimizerの使い方

EWWW Image Optimizerの設定は4つの項目で構成されています。
Cloud Settings
有料オプションのクラウド設定
Basic Settings
プラグインの基本的な設定
Advanced Settings
圧縮方法などの詳細設定
Conversion Settings
ファイル形式の変換に関する設定

英語表記で難易度が高そうに感じるかもしれませんが、全てを設定しなくても画像ファイルの圧縮はしっかり出来ますので、順に見て行きましょう。

Cloud Settings

Cloud Settings

サーバー条件によって、EWWW Image Optimizerをインストール出来ない場合などに利用する有料オプションです。

ちなみにWordPress専用超高速サーバーのwpXは、このプラグインを使えません。試してはないですが

有料オプションで利用可能になるのかもしれませんね。殆どの方が必要ないので、設定不要でOKです。

Basic Settings

Basic Settings

「Remove metadata」にチェックマークを入れて、「Save Changes」をクリックする。

EXIFデータには撮影したカメラの設定や撮影日時、撮影場所などの情報が書き込まれている為、削除せずにブログ・サイトに公開してしまうと個人情報等を公開してしまう怖れがあります。

また、EXIFデータを削除すると画像ファイルの縮小にも貢献しますので、必ずチェックマークを入れましょう。その他はデフォルトのままでOKです。

Advanced Settings

Advanced Settings

基本的に変更点はありませんが、ポイントだけ説明しておきます。

「optipng optimization level」は、デフォルトで「Level 2:8 trial」となっていますが、これ以上レベルを上げる必要はありません。

これは「PNGデータを何回圧縮するか」という設定ですが、回数を増やしてもさほど効果はみられませんので「Level 2:8 trial」にしておきましょう。

disable pngout

「disable pngout」では、PNG画像の圧縮に使用するソフトを選択する項目ですが、特に透過画像に関して不具合を起こす可能性があるので無効化しておきましょう。

以上2点を確認して設定が違うものになっていたら、修正して「Save Changes」をクリックしましょう。

Conversion Settings

Conversion Settings

「Hide Conversion Links」にチェックマークを入れて、「Save Changes」をクリックする。Conversion Settingsは画像ファイル形式を変換する設定です。

例えば「PNG⇒JPG」に変換する事が出来ますが、画像が大きく劣化する場合があるので無効化しておくのが懸命です。

画像を圧縮する

Bulk Optimize

EWWW Image Optimizerの使い方を説明していきます。ダッシュボードから「メディア」⇒「Bulk Optimize」をクリックしましょう。

プラグインを有効化している状態で画像ファイルをアップロードすると、自動的に圧縮が行われます。

ここでは、プラグインを導入する以前の画像ファイルやテーマ・テンプレートに組み込まれた画像ファイルの圧縮が出来ます。

画像の圧縮の種類

Optimize Media Library
メディアライブラリーにアップロードした画像の一括で圧縮する
Optimize Everything Else
テーマ・テンプレートに組み込まれた画像の一括で圧縮する

それぞれをワンクリックで行う事が出来ます。

Optimize Media Library

一括最適化

「Start optimizing」をクリックすると、メディアライブラリーにアップロードされた画像の一括最適化が始まります。

途中で止めたい時は、「Stop optimizing」をクリックしましょう。「Finished」と表示されたら終了です。

画像の圧縮結果

メディアライブラリーの画像一覧では、「どのぐらい最適化されたのか」「最適化後のファイルサイズ」が表示されます。

Optimize Everything Else

テーマの画像圧縮

「Scan and optimize」をクリックすると、テーマ・テンプレートに組み込まれた画像ファイルをチェックし最適化が始まります。

「Finished」と表示されたら完了です。

MATO-MEMO

ページやサイトを構成するファイルは様々なものがあるが、その中でも画像ファイルはサイズが大きいものです。

文頭でも言ったように、ページの表示速度にも大きく関わってくるので、必ず最適化を行いましょう。

EWWW Image Optimizerを導入出来ない環境のサーバーを利用している方は、Shrink O’maticのように画像リサイズ・最適化が出来る無料ソフトを使用すると良いでしょう。

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